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2004年 関東代表ニュージーランド遠征 デイリーレポートNo.2
6月25日
 前回の試合をビデオセッションし、初戦でも課題となっているディフェンスの部分を中心に練習を行った。ビデオセッションでは前回同様編集された試合のシーンを用いての解説を中心に行った。グランドでの練習は午前中インディビジュアルスキルを中心に、個々のディフェンステクニックを、午後からはアタックディフェンスを中心としたユニットディフェンスの練習であった。個々の選手の課題としては、やはり平均的に体格・パワーのあるニュージーランドの選手に対して、コンタクトとホールドをしっかりすることが大切とのこと。ユニットとしては、チームとなって1週間だいぶコミュニケーションも取れてきているので、一人一人の役割を組織したディフェンスシステムを整える練習を行った。

6月26日
 第3戦目の対戦相手のベイオブプレンティーのホームとなるマウントマンガヌイへの移動となった。所要時間はバスで4時間ほどであった。
 移動途中昼食をとるためロトルアに立ち寄った。ロトルアは温泉が湧き出ており、町に入ると温泉場独特の硫黄臭が立ち込めていた。また、ロトルアにはマオリ族の歴史館があり、そこではオールブラックスが試合前に行うハカの原型となる、本物のマオリ族によるハカなど、民族芸能も見学できた。
 ロトルアで昼食をとり、さらに2時間ほどで、マウントマガヌイに到着した。
 マウントマガヌイは海岸沿いにあり、ニュージーランドでは夏場のリゾート地として人気の高いところで、我々の宿泊するホテルの近くにもロングビーチが広がりロケーションはすばらしいところです。

6月27日
 ベイオブプレンティーではNPCチームのヴァンヘッドコーチと○○○アシスタントコーチによるコーチングを受けた。前半はNPCチームで行っているハンドリングスキルを中心としたグリットトレーニングを行った。午後はFW・BKSのユニットに分かれてのコーチングだった。午後は以前日本にいたケビンシュラー(NPCアシスタントコーチ)のサポートも受け、FW・BKSのユニットトレーニングだった。BKSはラインアライメントを中心に、FWはラインアウト・スクラムのチェックを行った。

6月28日
 NPCベイオブプレンティーチームとの合同練習を行った。
 ウォーミングアップからBOP選手と関東の選手でペアを組み、コンテストを含めたトレーニングだったので、選手たちにも刺激的だったようだ。BOPチームには今年のスーパー12に出場していた選手も数名含まれており、ウォーミングアップあってもペアを組んだ選手同士競争心むき出しで行っていたのが印象的だった。その後、FW・BKSのユニットに分かれてコンテストを含めた練習を行った。FWはラインアウトではバリエーションを駆使しBOPチームに五分以上で亘り合っていた。しかし、スクラムとなるとパワーに勝るBOPのスクラムワークに翻弄気味であった。BKSはアタックディフェンスを中心に行った。
 当初、午後も合同練習の予定だったが、BOPチームも翌日に試合を控えていたせいもあったのか、予定が変更となりそれぞれのチームに分かれて調整練習を行った。

6月29日
 BOPアカデミーとの試合が行われた。
 BOPアカデミーチームは昨年まだNPCに出場していた選手も含まれており、強敵と予想された。前半は立ち上がりに2本立て続けに連取されBOPペース、その後関東も1トライ取り返すも、再度タックルミスにより失点をかさねられ、前半を12−42で折り返した。
 後半はBOPチームに先制されるも、関東にも勢いが出始め、ディフェンスも持ち直し、攻撃にもテンポが出てきた。モールを押し込んでのトライを皮切りに、FW選手のクリエートプレーからBKSに展開しての2トライ、最後にBOPチームに1トライ許すも、後半だけでは、トライ数で3本―2本と関東が優位であった。最終得点は31−52
 BOPアカデミー戦を終えてみて、前の2試合も含めて前半の立ち上がりの攻守が反省点としてあげられた。最終戦となる次の試合では、前半の失点を抑えるべく激しいディフェンスをキックオフ直後から行うこと、各フェーズの接点でのボールコントロールとアタックオプションを更に精度を上げることが必要だろう。

6月30日
 昨日ゲームに出たメンバーはプールでリカバリーセッションを行い、メンバー外(故障者)は、リハビリを兼ねてホテル近の砂浜でトレーニングを行った。ここに来て故障者が増え、現段階ではメンバー22名を揃えるも難しい状況となってきた。最終戦に向けてトレーナースタッフにも尽力してもらい、総力戦で挑みたい。

7月1日
 午前中、BOPコーチスタップによるビデオセッションを行った。
 BOPアカデミー戦では、前半の反省点としてやはりディフェンス(タックルスキル)の部分とラインディフェンスの指摘を受けた。後半部分は関東のテンポのいいラグビーはBOPチームも見習う部分があったとBOPコーチが言っていた。
 午後は、ビデオセッションで指摘されたダックルスキルとユニットディフェンススキル、またタックルポイントにおけるブローアウトの練習を行った。
 タックルスキルの時に、相手のハンドオフに対しての対処法に選手たちは興味をもって聞いていました。

7月2日
 朝からあいにくの雨もようで、朝食後ホテル駐車場にてのストレッチグのみとなった。
 ストレッチ後、最終戦に向けてのチームミーティングを行い、試合に出場するメンバーはもちろんだが、故障者も含めてチーム全体で勝利を目標に士気を高めた。
 ベイオブプレンティーU21との試合は、小雨の混じる風の強い天候の中で行われた。
 立ち上がり、タックルミスとインターセプトによってBOP−U21に2トライ先取されするも、関東はセットのスクラムからクイックな攻撃で1トライを取り返し、リズムを掴むとBOP-21に1トライを許したあと、ゴール前ラインアウトからのドライビングモールによるトライなどで2本のトライを重ね、トライ数イーブン、点数19−21で折り返した。
 後半は、さらに関東のペースにとなりFW・BKS一体となった攻撃で、後半 分にトライで逆転、その後  分  分とトライを重ねた。しかし、BOP−U21も1トライ返し食い下がるが、37−28でノーサイドとなった。
 天候があまりよくなかったので、双方にミスの目立った内容ではあったが、FW・BKSとも最後まで、ディフェンス・アタックにおいてタフに戦っていた。
 最終戦を終え、試合戦績を2勝2敗の結果となった。
 試合終了後、そのままバスにてオークランドへの移動のためマウントマガヌイを後にした。
 途中休憩もあったが、オークランドのホテルに着いたのは、22時過ぎだった。

7月3日
 翌日の帰国を前に、一日自由行動となった。
 ほとんどの選手はオークランド市内に出かけ、お土産を購入したり、日本食を食べにいったり、思い思いの時間を過ごした。
 夕方に今回の遠征チームとして最後となる、チームディナーを取った。
 ディナーにおけるセレモニーにおいて、今回の遠征の佐藤ゼネラルマネージャーの挨拶のあと、遠征期間中最初から最後まで帯同したクレッグ イネスさんからも挨拶をもらい、その後、クレッグさんより関東協会に対しオールブラックスの選手全員のサイン入りレプリカジャージの贈呈があった。また、高橋監督・鵜沼コーチより遠征の総括と選手表彰があった。
 表彰は以下のとおり
  MVP(3名) 伊藤選手(リコー)百村選手(NEC)安田選手(NEC)
  敢闘賞(FW4名・BKS2名) 坂尾選手(横河)堀越選手(三洋)
  岩上選手(クボタ)大久保選手(サントリー)
  根岸選手(東京ガス)窪田(NEC)
  まだまだ行ける賞(FW1名・BKS1名) 馬屋原選手(NTT)山内(日野自動車)

7月4日
 現地時間8:30にオークランド空港を発ち、日本時間の15:40ごろに全員無事を成田に到着しました。飛行機を降りての一声が皆口を揃えたように「暑いっー!」、気温差が20℃近くだったので、みんな汗を拭いながらの入国手続きでした。
 空港の到着ロビーで簡単な解散式行い、今回のお互いの健闘をたたえあうと同時に、今後のお互いを活躍をお互いに誓い合いながら、各々家路に向かいました。

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