遠征日誌No.8(6月20日) CTB今井(セコム)・FL山口(クボタ)

CTB今井(セコム)

 今日はいよいよこの遠征での緒戦。午前中はストレッチと合わせで終
わった。試合が18時半キックオフのため、出発までかなり時間があり、
寝ないように体調を整えるのが大変だった。

 出発前のミーティングでジャージを渡され、一気に気持ちが高まった。
グランドに着いてからはグランドを見に行ったりテーピングとストレッ
チを行ったりといつもの試合前のように過ごし、気持ちと身体の準備を
してアップに入った。

 アップを終えてロッカーに戻ると、相手チームがまだ揃わないため試
合開始時間が15分ほど遅れるとのこと。一旦落ち着いてからみんなで
気持ちを高めて、いよいよ試合開始。

 前半、立ち上がりを多少押し込まれたが間東代表が先制、その後キッ
クをチャージされて1本返されるが、関東代表が追加点をあげて、トラ
イ数関東2、ワリンガクラブ1で折り返す。

 後半最初、立て続けに2トライされて逆転されたが、その後、関東が
3トライをあげて突き放した。しかし終了間際に2トライを返された。

 結局トライ数は同じだったが、ゴールキック差で33−27で勝った。
自分は残り10分位で交替した。

 相手のリーチの長さやレフリングの違いなどに戸惑いながらも勝つこ
とが出来て良かった。一試合やってのチームの反省、個人の反省を次の
試合の課題として次の試合も頑張りたい。



FL山口(クボタ)

 関東代表オーストラリア遠征8日目、今日はいよいよワリンガクラブ
との試合である。午前中の練習はジョギングから始まり、コーチである
ニック氏によるストレッチ、その後FWBKのコンビネーションで練習
を終えた。私を含めチームのみんなもそうだったと思うのですが、キッ
クオフまでかなりの時間があったので気持ち、体調を最高の状態にもっ
ていくのに大変だったのではないかと思う。

 出発前の16時からミ−ティングを行った。そこでジャージが渡され、
監督、キャプテン、バイスから一言づつあり、とくに加藤キャプテンの
「この厳しい合宿を通してチームがひとつになってきたと思う。今日の
試合は絶対に勝とう!!」この言葉で私自身の気持ちがすごく高まった。
また、それは私だけでなく関東代表として選ばれてきた全員が感じた事
だと思う。「今日は絶対に勝とう」心からそう思った。

 グランドに着いてからアップが始まるまで、各自、グランドを見に行
ったり、ロッカールームで音楽を聞いたり、相手チームを偵察に行った
りしながら、試合前の気持ちと身体の準備を整えた。その後、アップを
行い、試合前に最後の確認を行った。

 18時45分、いよいよキックオフ。前半立ち上がりでは、ワリンガ
FWに強いモールを組まれ多少押し込まれることがあったが、関東代表
が先制トライを奪い、その後双方1トライづつをあげて前半終了。なか
なかペースを掴みきれなかった原因としては、タックルボールに対する
働きかけに問題があった。関東代表の約束事として、タックル後にボー
ルを奪いに行く選手を「スナイパー」と呼んでいるが、そのスナイパー
が身体を張ってボールにからみ「ノットリリース」を狙うが、レフリー
がなかなかペナルティーをとってくれない。前半終了後にその理由を尋
ねると「タックルした選手がタックルした選手を離さないのでペナルテ
ィーをとらない」との事だった。

 試合は結局33−27(トライ数は同じ)で初戦を勝利した。外国人
のパワーやレフリングの違いに戸惑うことも多々あったが、初戦を勝利
で終えたことに満足している。初戦を終え、私自身の反省もみつかり、
またチームとしての反省もある。とくに今日の試合のように、レフリー
が「ノットリリース」をとってくれない場合に、チームとしてどのよう
に対応していくのかを考えなくてはならないと思う。

 次の試合は、6月22日(土)にマンリークラブと行う。今日の試合
の反省を活かして次も絶対に勝ちたいと思う。