遠征日誌No.5(6月15日) CTB西村(リコー)・NO.8大沼(NTT東日本)

CTB西村(リコー)

 オーストラリア遠征3日目、こちらでの生活にも慣れてきた感じです。
本日も6時45分から10分程度の散歩と体操、そして7時から朝食。
メニューはベーコンがウインナーになったくらいで、昨日とほとんど変
化無しです。最終日まで同じメニューが続くとしたらかなり憂鬱です。

 9時から練習開始。内容はピーター(フィットネスコーチ)のアップ
とストレッチ、その後FWとBKに分かれて練習し、BKは22mとハ
ーフのエリアを横に使って7対3を行う。この練習のポイントは、アタ
ックのアングルチェンジとラインの深さが重要である。その後は、BK
のサインプレーの確認を行った。ストレッチを終了後にプールでクール
ダウン、本日のプールも水が非常に冷たく「風邪ひきそー!」です。

 昼食後は14時から練習。基本的なタックルの練習後に、横10m
縦100mのエリア内で2チームに分かれてのアタックディフェンスを
行った。オーストラリアに来ての初めての実践形式の練習で、熱いぶつ
かりあいの中でも常に考えながら行う良いアタックディフェンスができ
たと思う。

 その後は、午前中にFW、BKそれぞれが合わせたサインプレーを
チームランで確認した。初回のチームランと言うことでサインプレーで
のタイミングの認識が違うなど問題点も洗い出せたので、20日の緒戦
までには意思統一しておきたい。 

 そして最後にフィットネス。100mを18秒以内でダッシュし、レ
ストを40秒を15セット。2部練習をやっているせいか、みんな少し
バテぎみでした。



NO.8大沼(NTT東日本)

 遠征3日目に入り、メンバー間のコミュニケーションも図れるように
なり、いよいよひとつのチームとして動き出したという感じを受けた。
そして今日、監督が言う「厳しい遠征」の始まりであったと感じている。

 朝は予定通り散歩と体操で始まり、朝食をとって9時から午前中の練習
開始でした。練習内容は、フィットネスコーチのウォーミングアップ、
FW、BK分かれてのユニット練習になった。コーチが不在である自分
のチームにとっては、ウォーミングアップの種目ひとつをとっても、と
ても勉強になると思っている。

 FW練習では、スクラムとラインアウトのコーチングを受けた。スク
ラムでは一人一人の姿勢といったベーシックなところから、相手ボール
のスクラムでの崩し方を教わった。外国人のコーチは決まってベーシッ
クな部分から教えると感じたとともに、どんなに強いチームでも根底に
あるのはやはり基本プレーであると再認識することができた。ラインア
ウトは、5人と6人のオプションを教わり一通り合わせてグランドでの
練習は終了した。クールダウンは昨日同様プールで行われたが、とにか
く寒かった。

 午後は12時開始。練習内容は、ウォーミングアップ、2人一組のタ
ックル練習、2チームに分かれてのラック練習(100m)、15人の
コンビネーション(DFはダミー使用)、フィットネス(100m×15)
といった中身の濃い練習になった。

 タックル練習では、盛んに「ハードヒット!」のコールが出ていたが、
外国人と試合をするなかで一番大切なポイントであると感じている。
ラックの練習は、皆が激しいプレーをしていて充実した練習になったと
思う。その反面、ラック形成時にサポートプレーヤーが少なすぎるので
は?と感じるところもあった。腕力のある外国人相手にサポートプレー
ヤーがいなければ、ターンオーバーされてしまうのは目に見えている思
う。自分自身、気がついた点があれば積極的に発言していきたい。

 午後の練習も終わり、ゆっくりと身体を休めたいところであったが、
FWは夕食後にウエイトトレーニングが待っていた。今日は非常に疲れ
たが、チームが強くなれるための良い練習ができていると思う。

 遠征での個人的な目標としては、練習で自分をアピールし、一試合で
も多く試合に出場したいと思っている。