遠征日誌No.13(6月25日) FL 白水(NEC)・CTB 艶島(セコム)

FL 白水(NEC)

 本日の遠征日誌は、白水(NEC)が担当します。

 明日は、関東代表オーストラリア遠征第2戦が行われる予定となって
おります。本日は、午前中のみの練習。チームの士気が非常に高まって
いるのを、練習中に肌で実感しました。

 明日の試合では、遠征で受けたコーチングを実戦で試みるチャンスで
すので、常に意識して戦いたい。個人的な目標としては、チームの勝利
に貢献することです。

 本日、午後は自由時間となっており、ゴルフをやりました。日本では
高級なイメージがあるゴルフも、こちらでは通常30〜50ドル(2千
〜3千円)。どんなに高いコースでも1万円程度となっているそうです。

 私は力一杯振り抜くせいか、コースの芝を削りながらまわった。コー
スを振り返り見渡して見ると、私の足跡がよくわかる。最初のショット
がよく飛ぶようになり、とても楽しくリラックスできた。合宿中にチャ
ンスがあれば、もう一度チャレンジするつもりです。

 明日の試合に向けて体調は万全です。試合中は、常に身体は熱く、頭
は冷静にプレーできるよう頑張ります。



CTB 艶島(セコム)

 Eastern Suburbs戦を明日に控え、今日の練習は午前
中の合わせだけでした。Eastsと試合をするのは今回で2回目とな
ります。前回は4年前、大学の遠征で戦ったのですが、両センターとS
H、FLに慶応からの留学生が来ていて、オーストラリアに来てんだか、
なんだかよくわからない雰囲気でやった覚えがあります。個人的には、
結構活躍できて、気分良く試合をしたような気がしますので、明日もそ
の勢いで”頭から突っ込んでGO”です。

 この日誌を書き始めてから40分経ちました。皆さんが真面目に書い
ているものですから、なかなか筆が進みません。プレッシャーです。カ
ジノで汽車のスロットをやっているような重圧に押しつぶされそうです。

 このノート1冊でエコノミー症候群です。高原の苦しさがよくわかり
ます。横では、大沼さん(通称 沼さん)が、いま眠りにつきました。
今夜も白目でイビキをかいています。沼さんはよく「疲れとれねえなー」
と言われますが、当たり前です。目、開いてますもの。あと10年位し
たら、「お母さん、なんでお父さんは目を開けて寝るの?」ってお子さ
んが聞くんだろうなー。そしたら奥さんが、「それはね、寝てるときも
お父さんはOOちゃんのことを見守ってるのよ」なんて言うでしょう。
沼さんは幸せ者です。

 同じくパパの唐津さんは、裏の駐車場で木に向かってタックル練習を
してました。スクールウォーズの内田くんの次男坊さながらのタックル
で、陰で見ていた僕は目頭を熱くしました。

 衛藤さんは「ちょっとスクラムが気になるから・・・・。」とウォン
バットとスクラムを組みに、さっき出ていきました。ウォンバットは
天然記念物だろうから、首をへし折ってしまわないか心配です。

 結局、何が言いたいかというと、一家の大黒柱は凄いということです。
独身だからいいやなんて逃げ道を作らずに、今から社会人として、人と
して、責任のある人間に成長したいと思います。その第一歩として、明
日の試合は責任感のあるプレーでチームに貢献しようと思います。