記者会見ダイジェスト2002/11/16

リコー 対 日本IBM
日本IBM
◎大西一平ヘッドコーチ
 今シーズン、くやしい結果ばかりだが、実力は確実に上がってきています。東日本の重さに慣れて、時間、得点、間合いなどコントロールできるようになったが、それだけでは勝てません。成長に至るひとつの段階にいます。今日は、後半の立ち上がり、勝っていない自信のなさが出てしまい、ミスからプレッシャーを制せられたのが敗因です。
◎川合毅ゲームキャプテン
 この試合だけは、と思って行ったが、ペナルティや自陣でのミスが出てしまいました。そこさえ、やれていれば勝てたゲームでした。東日本に上がって1年目、個々の力では負けていません。東日本で充分やっていけるレベルにありますが、今日は調子に乗りすぎて、ひたむきさに欠ける面があったかもしれません。

リコー
◎平岡正樹監督
 ここ2試合、いい形で勝っているので、今日もベストの力を出そうと送り出しました。IBMのバックラインのツメが早いので、横にも振って行き、トライまで理想の形でよく取れた部分もありました。だが、激しさがまったくなく、タフなゲームが出来なかったのは反省点です。点を簡単に与えすぎています。一つ一つ修正していきます。
◎山品博嗣キャプテン
 ある程度ボールを動かしてチャレンジしようと試み、要所では取れましたが、ゲーム全体が軽く、ぽんぽんと攻めている感じでした。ウチが目指すラグビーとは違い、相手に合わせてしまいました。失点を20点台に押さえるゲームをするのがこれからの課題です。

明治大学 対 帝京大学
帝京大学
◎岩出監督
 痛んでいる選手が多く、キャプテンも肋骨を痛めていながら強行出場する状態でしたが、選手はよくやってくれたと思います。前半は要所でうまく自分たちのリズムに乗り切れず、後半メンバーが替わって少し良いところが出せたかと思います。残り1試合で修正して、全国大会でもう少し自分たちの力を発揮させてあげたいと思います。
◎高忠伸キャプテン高忠伸キャプテン
 取れるところで取れず、取られてはいけないところで取られるという試合でした。メンタルな部分も、テクニカルな部分ももう少し見直して、大学選手権優勝という目標を目指したいと思います。まだ、選手の中には、深く考えきれていない者もいるので、修正して、良いチームをさらに良いチームにしていきたいと思います。

明治大学
◎境政義監督
 80点の部分と20点の部分があり、まだまだ課題の多い試合でした。後半の20分過ぎのラグビーでは早稲田に4,50点は取られてしまいます。帝京大は強い。ひたむきにシンプルにやろうとしてきました。80点は、流れの中で的確な判断で点を取ったこと。20点は、敵が一番嫌がることをしない点です。早稲田はボールと人の流れがスピーディなラグビーをするので、今日の反省をしながら勝算を練ります。
◎伊藤太進キャプテン
 FWは気合を入れて臨みました。モールからトライが取れて前半は良い感じで進めることができました。ミスから、後半自陣での戦いを強いられました。走る気持ちが大事と選手たちに言いつづけてきて、自分としては手ごたえを感じています。2週間前の試合で鼻骨は折れていました。今日はフェイスガードを着け、タックル時の恐怖心はありませんでした。アドレナリンで持っていった感じです。