チーム帯同レフリー養成プログラムの発足

 <クラブチームからレフリーの養成を>をスローガンに、今年からクラブ委員会では、帯同レフリーの養成に本格的に乗り出すことになりました。これまで、レフリーはやってみたいのだけれども、どこへ申し出たらいいのか、どうやったらレフリーになれるのかがはっきりせず、「つて」を頼ってレフリーの途へ到達するというのが現状でした。他方、現代ラグビーでは、レフリーの占める役割は益々重要になってきています。チーム内に公認レフリーがいれば、プレー上の疑問点について、たとえば、ラック周辺のオフサイドはどう解釈したらいいのか、タックル関係のタックラーとアライビングプレヤーの義務など、紙の上にかかれた文言ではなく、実際にグランドで日常的に解決を計って行くことが可能となります。
 そこでクラブ委員会では、クラブチームの組織化事業の一環として、少なくとも<1クラブに1公認レフリー>を作って行こうと、今年から「チーム帯同レフリー養成プログラム>を発足させることになりました。詳細な案内は各チーム宛て案内済みですが、今春から以下の要領でスタートしています。そして、2008年を目標に、クラブ選手権に参加する全てのチームに公認レフリーの帯同を義務付ける予定です。まだ公認レフリーのいないクラブはこれを機会にレフリーの養成を、またすでに公認レフリーを有しているクラブも2人目、3人目を目指して下さい。

1 目 的
プレーヤー、指導者をはじめとするチーム関係者が競技規則の理解を深めること、また、レフリー諸氏のレフリングの向上は、規律ある健全なラグビーの発展に不可欠であることに鑑み、各クラブが公認レフリーを有することによって、各クラブが競技規則に関する理解を深めるとともに、大会において、レフリー相互の意見交換、交流を行い、レフリングの向上を図る。

2 目 標
5年後(2008年)を目安に、東京都クラブ選手権大会出場各クラブには、最低1人の公認レフリーの帯同を義務付ける。(公認レフリーが所属していないクラブは、選手権大会に出場できない。)

3.公認レフリー(C級認定)までのプログラム
 以下のプロセスが、公認レフリー認定に向けての概要です。

(1)「勉強会」2回に出席する
 2回の勉強会を受講し、レフリーの楽しみ、レフリーのあり方、レフリングの基本、ルールの理解・・・等々について座学講習を受ける。
(2)実技見学研修を受ける
 実際にグラウンドへ出て、公認レフリーがレフリーをやっている所を観察し、上記の勉強会で学習したことを復習する。(小グループに分かれてチューターが付きます)
(3)受講修了証・兼レフリー実施記録票の交付
勉強会2回、実技見学研修1回を受講した方に<受講修了証、兼レフリー実施記録票>を交付する。
(4)レフリー実施記録票
自チームの練習マッチなど、試合の種別を問わず、1年以内に10試合以上実際にレフリーを務める。レフリーを務めたゲームは、<レフリー実施記録票>に必要事項を記載し、相手チームのキャプテンのサインをもらう。10試合に達したら、クラブ委員会内のレフリー小委員会に申し出る。
(5)C級レフリーへ推薦します
上記の(1)から(4)をクリアーした方に対して、小委員会が実技を拝見し、推薦にふさわしいと判断した方には東京都協会へC級レフリーとして推薦する。

<2003年の行動計画>

1.レフリー志望者への研修会スケジュール概要
 本年度は、以下のスケジュールで帯同レフリー養成プログラムをスタートさせています。
(1)勉強会その1   5月10日(土)午後5時から7時
会場は東京体育館研修室
(2)勉強会その2   5月24日(土)午後6時から8時
会場は東京体育館研修室
(3)実技見学研修  5月25日(日)午前11時から午後4時
会場:都クラブ大会試合会場
(4)研修会受講修了証・兼レフリー実施記録票の交付
上記(1)〜(3)を受講した方に、<研修会受講修了証兼レフリー実施記録票>を交付します。
(5)研修会受講修了者各自のレフリー実技研修
受講修了者は、自チームの練習試合等、試合の種別は問いませんので、受講終了後1年以内に10試合以上のレフリーを務め、その試合の「日時・場所・対戦カード・得点・反則数・試合時間・対戦チームキャプテンのサイン等」の必要事項を記録票に記入し、そのコピーを小委員会に提出してください。
(6)上記の記録票を提出した方 
実技を小委員会が拝見させていただき、C級公認にふさわしい方を東京都協会に推薦します。この推薦に基づき、東京都ラグビーフットボール協会レフリー委員会が、最終的なC級レフリーの認定を行います。

2.クラブ委員会レフリー志望者研修会の対象者
(1)応募資格等
・この制度の目的、目標を理解し、ラグビーのレフリーを志す方であれば、年齢、性別を問いません。ただし、レフリーとして走れることが条件となります。
 <マルチフィットネステストで、レベル9から10が目安です。>
・第19回東京都クラブ選手権大会参加クラブを対象に応募を受け付けます。今年度は、4部出場クラブを優先(義務)とし、応募者多数の場合は、下部から優先し、20人程度に絞らせていただきます。
・来年度以降、3部優先・2部優先・1部優先とする予定です。
(2)申し込み方法
4月4日のクラブ選手権大会開会式の会場にて、申し込みを受け付けます。別紙「クラブ委員会レフリー志望者研修会参加申込書」に必要事項を記入の上、提出してください。
(3)受講者の決定
受講者を決定次第(4月中)、勉強会の日時、場所等を本人に通知します。今回の研修受講に漏れた方にもその旨を通知します。

認定タッチジャッジ制度について

東京都クラブ選手権大会の各ゲームにおけるタッチジャッジは「大会実施規約」の定めにより当該クラブから選出することとなっていますが、クラブ委員会が開催する<タッチジャッジ講習会>を受講することが必要です。受講者には<認定証>が交付されます。タッチジャッジを務める際には、「45分前集合」の際に、認定証を持参、提示して下さい。平成12年から開始したタッチジャッジ講習会は、3年間で合計327人の方が受講し、既に受講証を交付しております。また、昨年の追加講習受講による仮認定者100人の方については、今大会において、正式な講習受講者として受講証を交付することになりました。
タッチジャッジ講習会は、以下の通り、各1〜4部の初節実施日の第1試合の前に開催されます。認定を希望される方は、以下の要領で受講して下さい。

<タッチジャッジ講習会の受講方法>
1.受講に当たって
このパンフレットに掲載されている<タッチジャッジに関する諸注意>を熟読理解しておくこと。
2.受講申込方法
・事前申込は不要。講習会当日、以下の<受講申込書>をコピーして必要事項を記載して持参。
・講習会を受講しますと即日認定となります。
3.実施日
 ・1部対象=4月6日(日)9:30〜(キズーチ)、同10:00〜(三鷹野川)
 ・2部対象=4月20日(日)9:30〜(キズーチ)
 ・3部対象=4月13日(日)9:30〜(キズーチ)
 ・4部対象=4月6日(日)9:30〜(キズーチ)、4月27日(日)9:30〜(キズーチ)
 *開始15分前までにご集合下さい。

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クラブ委員会タッチジャッジ講習会受講申込書(兼整理票)
  ※ 委員会使用欄
所属チーム氏名(ふりがな)年齢性別受講年月日
自宅電話携帯電話受講証番号
  平15・      号
住所(市区)住所(町丁名番地)講習担当委員名