関東協会大学検討委員会中間報告
関東ラグビーフットボール協会

現在当協会に所属する関東地区の主力大学チームは、対抗戦グループとリーグ戦グループ
の二つに分かれており、これの一本化等の意見もあるが、現行の関東大学ラグビーの制度
は、昭和37年〜41年当時の数々の議論を経て、昭和42年度から30年間続いており、それぞ
れに歴史もあり、性急に是非を論ずべきではないと考える。
  今後は、協会と対抗戦、リーグ戦、各グループの代表者による大学評議会(仮称)を設け
長期に亙って検討することとしたい。

当委員会としては、当面の問題で来シーズンに間に合うものから検討することとした。
現行の対抗戦グループの試合形式は、ラグビーの伝統的な考え方に基づくものであるが
一方、大学選手権も定着し、その予選を兼ねるため主に次の3点が問題となる。
  対戦相手・試合数がマチマチであるため順位付けが難しい。
  出来るだけ戦力レベルに合ったチームが試合すべきである。
  上位校と対戦のない下位校には事実上大学選手権出場への道が閉ざされている。
これを解決するため、対抗戦グループ参加校の代表とも協議した結果、来シーズンは次の
様にすることとした。

平成9年度大学対抗戦グループ試合方式の変更

従来大学ラグビーの試合は当時校同志の話し合いによる対抗戦形式を基本とすべきである
とする大学対抗戦グループの考え方は、現在行われている大学選手権の予選を兼ねること
との間に無理が生じてきているため当協会大学検討委員会と大学対抗戦グループ参加16校
代表との間で協議を重ねて来たところであるが、 平成9年度のシーズンについて次の方式
で試合を実施することで合意を得た。

1.試合方式
(1) 参加16校を各8校のA、Bグループに分けて総当たり制をとる。
Aグループ  明大、早大、帝京大、日体大、筑波大、
            慶応大、青学大、東大、
Bグループ  成城大、成蹊大、立大、上智大、武蔵大、
            一橋大、学習院大、明学大、
(2)
(1)の他にA、B両グループ間においても従来の対抗戦の主旨を生かして、当時校同志
の話し合いによる試合を行う。スケジュールの関係で秋のシーズンに不可能な場合は春の
シーズンに実施する。 なお、A、B間の試合の結果は順位には関係ないものとする。
(3) 対戦スケジュールは対抗戦の主旨を生かし当時校同志の話し合いにより決める。
   (前年順位等は関係しない)

2.A、Bグループの入替について
入替えの考え方は対抗戦の主旨にそぐわないものであるが、大学選手権の予選を兼ねるこ
とから、Bグループにもチャンスを与える必要があるので、Aグループ8位とBグループ
1位の入替戦を実施する。

3.その他
 A、Bグループ間の順位については、他で実施されている方式を参考に対抗戦グループ
により早急に決めることとする。

平成9年度は以上により試合を実施するが、それ以降については、シーズン終了後、検討
会をもって見直しも含め再検討することとする。
 なお、協会より、リーグ戦グループとの混乱を避けるため、当面、対抗戦グループは現
在参加の16校で凍結するように要請した。

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